夏の新顔野菜
こんにちは調整部です。
とんでもなく早く梅雨明けしたと思ったら、結局雨が多いような気がする7月でした。
そんな暑くてどんよりじめじめしているこの時期ですが、山口農園では夏野菜たちの出荷が本格的に始まっています。
今年の夏野菜の出荷は、エンサイ、ツルムラサキ、山ほうれん草の3品目をメインに出荷していますが、この中で山ほうれん草というのはあまり馴染みがないのではないでしょうか。
今回は、この山ほうれん草についてご紹介しようかと思います。
さて、この『山ほうれん草』ですが、その名の通り見た目と味は通常のほうれん草によく似ています。見た目はよく似ているのですが、厳密に言えばほうれん草の仲間というわけではなかったりします。どちらかというとフダン草の仲間に分類される野菜です。
この山ほうれん草ですが山口農園としても本格的に出荷するのは本年が初めてとなります。本来であれば通常のほうれん草を栽培して出荷するのが理想とするところではありますが、通常のほうれん草は暑さに弱く夏場の栽培が大変難しい野菜です。
特に近年は地球温暖化の影響などもあり夏場が非常に高温で年々栽培が難しくなっているのが現状です。
しかし、そんな夏の暑い時期でも栽培が可能なのがこの山ほうれん草です!
この山ほうれん草は、なんと40℃近い高温でも順調に生育するというとんでもなく暑さに強い野菜です。だいたいの葉物野菜類の生育の適温というのが15℃~25℃くらいといわれているのでその強靭さには目を見張るものがあります。
そんな強靭な山ほうれん草ですが、食べ方は基本的には通常のほうれん草と同じように美味しくお召し上がりいただけます。少々通常のほうれん草よりアクが強いため、しっかり加熱してアク抜きしてから食べるのがおすすめです。適当にごまとめんつゆで和えて食べても美味しいです。
あまり馴染みがない山ほうれん草ですが、夏季限定の野菜になるのでこの夏一度試してみてはいかがでしょうか。
それでは!