稲作実習風景~手植え編~
2015-08-21
山口農園では手植えと機械植えの2パターンの作型を行っておりまして、
そのうちの手植えの内容をご紹介します。
こちらでは苗作りから行っておりまして、まずその植える場所から準備します。
田んぼの中に、波板と呼ばれる板を入れ水が外に逃げないようにします。
その後、畝を作ります。この畝は、稲のベットのようなものだと思ってください。
この畝1本で、約1反(1000㎡)に田植えを行うことができます。
その後、種播きです。
先ほどの畝1本に1kgの種もみを播きます。
その後、上から掌でペチペチと平手打ちを行います。
こうすることにより、種と泥をしっかり合わせることができます。
この種まきを行ったのが4月12日で、まだ外気温が低かったため、
畝の上にビニールでトンネルを作り、保温を行いました。
稲は夏の作物で、寒さにすごく弱いため寒さから守ってあげないと育つことができません。
農園周辺では育苗器という簡易の温室や、ビニールハウスを用いて苗作りを行っているところもあります。
本来、稲作は5月ごろから準備を始めるのが季節の流れなのですが、
収穫時期がちょうど10~11月の台風や秋雨前線の時期と重なってしまいます。
それを避けるために、最近では少し早めの4月ごろから行うのが流れになっております。
そして、約30~40日後に苗の完成となります。
そのタイミングに合わせて田んぼの準備も行い、いざ田植えへ・・・
横一列に並んで、ひたすら30cm間隔で植える・・・
終わるころには、足も腰もパンパンです。
猪や鹿などの獣たちとの激闘後、予定では11月に収穫可能になるはずです。
そこまで無事に育てることができるのか・・・
以上、稲作実習~手植え編~でした。
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