Author Archive

世界の冬至

2024-12-20

どうも、こんにちは。

相変わらず厳しい寒さが続いておりますが、体調はいかがでしょうか。

さて、明日は日の出が最も遅い「冬至」となりますが、皆さんは冬至といえばどんな風習を思い浮かべるでしょうか。

日本では、ゆず湯に浸かる、カボチャを食べる…などが挙げられると思います。

これらの風習の意味には健康の促進や運気の上昇、魔よけなど色々ありますが、どちらもこれからの寒い時期に向けての体の強化期間といったところですね。

では海外の場合は冬至の際にどのような風習が行われているのか、少し気になったので調べてみました。

①北欧

北欧の地域では、古代より冬至の際に「ユール」と言われる豊穣祭が開かれていました。豊穣伸フレイ、死の神オーディンなど北欧に伝わる神々に雄の豚を生贄として捧げ、その後生贄の豚をビールと共に頂くという宴を開いていたそうです。

祭りの目的は主に豊穣に携わる神への感謝と祈祷とのこと。

また、北欧では13世紀ごろにキリスト教が伝来したことで文化が混ざり合い、現在のユールではクリスマスと同じ意味合いを持っているようです。

②中国

中国では冬至を「冬節、交冬」と呼び、中国の伝統行事となっています。

祖先崇拝の日でもあり、人々はご先祖様に像や香炉、お供え物などを用意して祭る風習が多くの地域で行われているようです。

また、大切な人に靴を送る風習も存在します。靴は「歩く、進む」という意味を象徴する物であることから、大切な人が来年も順調な人生を歩めるように…という、そんな願いを込めて贈るそうです。実にロマンチック。

今回は世界における冬至の風習を2つ紹介しましたが、国によって色々な文化があるように、冬至の捉え方もまた色々あるんだなーと思う、そんな調べものとなりました。


電車de宇陀産マルシェin大和八木駅

2024-11-29

どうも、こんにちは。

12月に差し掛かってきて、今年も終わりに近づいてるなーと実感し始める頃でしょうか。

子供の頃は1年が果てしなく長く感じてたのに、大人になると徐々に短く感じてきて、歳をとればとるほどそれが加速していくのかと思うと恐ろしくなってきます。

さて、今回は告知です。12月7日(土曜日)に『電車de宇陀産マルシェin大和八木駅』が開催されます!

イベントは12時00分~15時00分の間、大和八木駅の4番線に停車している電車内にて開催されます。

電車内では宇陀産の食品、飲料、野菜などが販売されるので、興味のある方は気軽にご参加ください♪(入場は無料です)

なお、入場の際には乗車券、または改札口前で配布されるマルシェの入場券が必要なので、ご注意ください。


宇宙と野菜

2024-11-22

こんにちは、生産部です。

個人的な趣味の1つに映画鑑賞(主に洋画)があるんですが、今まで観てきた映画の中で「オデッセイ」という作品が特に印象に残ってて好きなんです。

おおまかに内容を紹介すると

有人の火星探査計画として派遣された宇宙飛行士たちが探査船に乗って火星に着陸するんですが、任務の最中に強烈な砂嵐に巻き込まれて、メンバーの1人であるワトニーが行方不明になってしまいます。

これ以上の人的被害を出さないために、調査隊は生存の可能性が低いワトニーを死亡と判断して早急に火星から脱出することに……

このときワトニーは実は生きていて、唯一の帰還手段である探査船も仲間を乗せて宇宙へ飛んでいったため彼の元にはありません。

水も通信手段もない、酸素も少ない、食料は1ヶ月分しかないという絶望的状況の中で、ワトニーは火星探査機が再び着陸するまでの4年間、火星でサバイバル生活を送ることに……

太陽系惑星の1つである火星の(過酷すぎる)環境や景色がリアルに描かれているので、宇宙もとい惑星好きな私には大変刺さるものがありました。

そしてこの映画のシーンの中に、火星の土を使ったじゃがいも栽培というものがあるんです。これが凄く印象に残ってて⋯⋯

「火星で野菜作れたやん、希望が少し見えたやんワトニー…!」と視聴してた当時の私(大学時代)はどうにかして生きようとするワトニーを応援して見守っていたんですが

最近改めて作品について思い返してみると、じゃがいもって実際は火星で作れるもんなんかな…という疑問が生まれまして。

調べてみたところ、可能性としてはあるみたいです。

CIP(International Potato Center)が火星の土と似た性質を持つ砂漠の土を使用して、火星と同じ気候条件になるよう設定した機械の中で栽培してみたところ、じゃがいもの発芽が実現できたとのこと!

またサンプルでは性質が異なる数種類の種を使ったそうなのですが、中でも亜熱帯低地用に作られた耐塩性の種が特に生育が著しかったようです。(火星や実験に使った土は塩分濃度が高いみたいなので、それが影響したのかも?)

もちろん環境以外にも、火星の土には有毒物質が含まれていますし、土の固さや必要な栄養分が無いなど、実際に現実で植えるとなると直面する課題はまだまだあるんですが、いずれにせよ、ジャガイモの生命力は尋常ではない⋯ということが分かる実験結果ですね。

もしかしたら遠い未来には、火星など地球以外の星で作物を育てる、そんな時代もやってくるかもしれません⋯⋯。


« 前の記事 次の記事 »
Copyright(c) 2011 山口農園 All Rights Reserved.